フルーツケーキと白い花
フルーツケーキを夫が焼いた。
フランス風フルーツケーキ。
レシピはこの本から。
ジンジャーパウダーがなかったので代わりにすりおろしの生姜を加えていて、ジンジャークッキーのような香りがする。
外側のカリッとしたところがメロンパンの皮のように甘く香ばしい。
明日から毎日一切れずつ食べる。
白い花たちは、昨日、夫が行った結婚式披露宴のお土産。
食卓に花があるとうれしい。
百合の香りに、華やかな気持ちになる。
白い花は、いい。
昼食も夫が作ってくれた。
焦がしバターのタラコパスタ、エリンギ入り。
夕食は私が作った。
野菜とラム肉の炒め物にパクチーをのっけたもの、里芋のクリームシチュー、白菜とワカメのお味噌汁。
「披露宴で、昔のカズマによく似た赤ちゃんを見た。」
と夫が言った。
「いいものを見たね。」
と私が言った。
「そうだね。」
と夫が言った。
「1日が早かった。」
と夫が言った。
「そう。」
と私が言った。
休日が終わる。明日が始まる。
ごちそうさまでした。
パスタとブラウニー
今日は私は日曜出勤。
夫が晩ご飯にパスタを作ってくれた。
スモークサーモンが半額だったそうで、畑のサラダほうれん草とあえたスモークサーモンのパスタと、アラビアータの二品。
アラビアータはシンプルで透明感のあるピキッとした辛さが心地よく美味しかった。
レシピはこの本から。
畑で間引きしたコリアンダー(パクチー)を根っこごと丸かじり。
コリアンダーは、採った瞬間だけわずかにさわやかな柑橘系の香りがする。それは時間が経つとすぐに消えて独特のあのカメムシチックな香りだけになる。
デザートにチョコレートブラウニーも焼いてくれた。
レシピは先日と同じフードプロセッサー本から。
「四日は日持ちするので各自一日ひと切れな」
と言った。
四日間、楽しみが出来た。
霧のような雨が降る寒い日だった。
夕方からへばってしまい、早めに仕事を切り上げた。
帰る前に勤務先のチャペルでお祈りをした。
紅葉が全て落ちる頃には雪も降るだろうか。